子供英会話講師

意外と難しい子供英会話講師

子供英会話講師の印象と言うのは一般の人の目から見ると、「楽しい」、「かっこいい」、「楽ちん」、「かわいい子供と一緒に仕事ができる」などと良い部分ばかりが目に入ってくる事かと思います。
私もこの仕事に就く前はそういう部分に惹かれ応募しました。
しかし、現実と理想と言うのは必ずしもいつも一致しているわけではありません。
子供英会話講師の仕事も例に漏れることなく、私が最初思い描いていたものとは全く違う部分というのもたくさん見えてくるようになりました。
こればかりは実際その輪の中に入ってみないとわからないものです。
子供英会話講師になってみて「こんなはずじゃなかったのに。」ということが多々ありました。

 

まず子供英会話講師と言うのは、小さな子供に英会話を教えるのが仕事です。
小学生以上の生徒に教える場合は全く問題がありません。
できる子とできない子の差は多少はありますが、基本こちらの伝えていることがほとんど相手に伝わります。
だから規定のプログラムに沿ってレッスンを進めていくといつの間にか話せるようになっているのです。

 

1番大変なのは小学生以下の子供たちです。
3歳位の子供なら、英会話を教える以前に日本語が通じません。
こちらの言ってることの半分ぐらいしか理解ができていないのです。
こういう子供たちには、おもちゃ、カード、絵本、CDを使ってレッスンを進めていきます。
英語も日本語も両方通じない相手なので、このように小道具を上手に利用してレッスンを進めていくしかないのです。
しかしこれほどの道具を利用したとしても、やはり単語覚えるまでが精一杯で、なかなか会話をする部分にまでは行き着きません。 

 

子供英会話講師と言うのは、子供に英会話を教えるのが仕事なのですが、一度教室に入ってしまえば誰も助けてはくれません。
一人舞台となり自分で教室を切り盛りしていかなくてはいけません。
相手が大人であれば、自分の知っている知識を淡々と生徒さんに教えこむだけで良いのですが、子供の場合そうはいきません。
子供は自分の感情に対してとても素直な生き物です。
ちょっと目を離すと子供同士で喧嘩もします。
トイレを我慢することができずおもらしをする子もいます。
レッスンが嫌でぐずって泣き出す子もいます。
お母さんに甘える子もいます。
とんでもないことが起こるのが子供英会話のクラスです。
かわいい子供たちが一生懸命単語を声に出す姿を見ると涙が出そうになる時もありますが、ひっくり返りそうになる位いろんなことが起こるのもこの子供英会話のクラスなのです。

 

子供英会話の講師になる前には「楽ちん」というイメージがあったのですが、実際なってみるとそんな事はありませんでした。
小学生のクラスですと生徒も言葉が通じて、読み書きもできるようになっています。
そのため机に座って、単語を復唱し、フレーズを覚えて、テキストの問題を解いたりするのでほとんど肉体労働はありません。
しかし小学生以下のクラスの場合、文字の読み書きが十分にできるわけではないので、テキストを用いたレッスンというのがとても難しくなってきます。
そのためお遊戯やかけっこ、立って歌を歌ったりなどと体を動かしながら、英語を覚えていくと言うレッスンがほとんどになります。
子供と言うのは大人が思っている以上に本当によく動きます。
私もよく振り回され、家に帰るとバタンキューと言うことがよくありました。
子供英会話講師には思っていた以上に肉体労働がついてまわります。

 

子供英会話講師の仕事の相手はもちろん子供です。
ときにはスタッフさん達とも合わせてやっていくことがありますが、仕事中の大部分は子供と触れています。
「人間関係が上手に作れないから子供となら」、という理由で子供英会話の仕事を選ぶ方もいらっしゃるようですが、これは大きな間違いです。
小さな子供と言うのは自分の意志というものを持っていません。
何か大きなことを始めるときには必ず保護者に相談する必要がついてまわります。
次のテキストをどれにするか、お休みをしたときの補講のレッスンはどうするかなどお母さんとお話しながら決めていく必要もあります。
そしてときにはお母さんがレッスンに同席することもあるのです。
子供英会話講師の仕事をうまくやっていくのであればお母さんとのコミニケーションは必須になってきます。
生徒とも保護者と思両方うまくやっていかないと続けていく事はできません。

 

子供英会話講師は、「可愛い子供と一緒に楽しく労働」、「楽ちん」、「楽しい、」というイメージがあります。
そしてそのイメージは確かに合っています。
小さな事務所の中で何人もの大人と上司の目が光る中で働くことを思えばとても楽しいです。
教室に入れば一人舞台。
よほどのことがない限り、誰も口入れをしてくる人はいません。
気を使うばかりの煩わしい人間関係もありません。
合う人がすれば、この仕事は他の仕事に比べるとはるかに楽しくて、楽ちんなお仕事です。
しかし、その反面「よそ様のお子様をお預かりする。」責任、目に見えないサービスを提供する難しさも経験します。
教育産業というのは知識を提供するので、食料品のように目に見える物を提供するわけではありません。
その為目に見えて、お金と引きあう物を提供する訳ではないのでどうしても「信用」という言葉がついてまわります。
できない子供もできるように、ぐずる子供も楽しくレッスンが受けることができるように工夫しなければいけません。
一見良いことづくめの仕事に見えるようですが、その実目に見えないところで大変なこともたくさんあるのが現実です。
英会話を教える仕事というのはこれからますます需要が増えることでしょう。
これから英会話講師を目指す若い方達もたくさんいらっしゃると思うのですが、「可愛い子供と一緒に楽しく労働」、「楽ちん」、「楽しい、」という部分にウソはありません。
仕事中は本当に毎回楽しく働くことができます。
しかしその裏で大きな責任を背負うことになるというのも嘘ではありません。
この理想と現実を両方上手に受け入れることができたとき1人前の英会話講師になれるのではないでしょうか。

 

また、実は資格も存在するのがこの仕事。
2020年より英語が必修化される小学校において英語教育をする人向けの、小学校英語指導者資格と言います。
学歴などに関係なく取得できる資格な上に、通信教育などを利用した独学でも勉強できます。
興味があれば、例えば「小学校英語指導者資格 通信」と検索してみると色々と講座が出てくるので見てみると良いでしょう。